会員のブログ
短歌雑誌「太陽の舟」350号発行記念によせて    一会員より2014.2.09

** 短歌に関心の無かった私が、ある人に誘われて太陽の舟短歌会に入会をして数年、歌作りに苦労しながら、短歌会の活動に参加するなかで感じたことと、会のありさまを、雑誌「太陽の舟」が350号を迎えたおりに述べてみたい。
 毎月 40頁からの短歌雑誌を会員150名程度の会で350号まで休み無く発行できたのは、先人たちは勿論、現代表をはじめ各会員が、創立の精神を守り育て、そして短歌によせる熱い思いがあったからであろう。
 毎月の「太陽の舟」には全会員の七首詠が、全体で七百数十首掲載されている。そしてその中から選歌された秀歌も載せられている。とくに自分の作品が毎月雑誌に載ることは、歌作りの上で非常に励みになる。
 さらに「太陽の舟」には名歌鑑賞や創立者で国文学者阿部正路先生の文学に関する様々な足跡を、盛岡大学の須藤教授が148回にわたり論じられ、また三木同人が短歌の作り方に関し、作歌の目、作歌の技法として、109回も連載して、会員の歌作りの支援をしていることも特色である。、
 また全会員による新年会、年一回の全国大会、、毎月東京での本部歌会、また各支部毎に会員による歌会が行はれるなど、会員相互の親睦を深めるなかで活発な歌作りが行はれている。
これらの情報も、毎月発行の雑誌とホームページのお知らせコーナに載せられている。
 さらに会員による歌集が何冊も出版されていて、その情報も雑誌に載せられている。
 これらの内容が載せられた短歌雑誌「太陽の舟」が毎月、会員に配布されている。

 太陽の舟短歌会は昭和52年に創立されたもので、ホームページに創立宣言、創立の趣旨説明がなされており、会則、入会の方法、会の栞など会のあらすじが載せられていう。
 創立宣言では、友人を歓迎し、小集団としての結束を固め、個人の自由な発想を重んじ、この会の永続を願うと記されている。本会には創立以来の活躍をしている会員もおり、創立の精神を活かした自由な、わけ隔てのない会の雰囲気が永続をしている所以であろう。

 ある短歌会では短歌に強い芸術性を求め、代表が厳しい選歌をしていたが、代表が他界して解散をした例があるそうである。
 前述の須藤教授は太陽の舟に関して、「プロの歌人でもなく、短歌作品にすべての人生をかけるほどの厳しい意気込みはないが、趣味よりは程度の高い、生き甲斐としての短歌という接し方があるのではないだろうか。太陽の舟には、これがある。生きるための短歌という捉え方が、会の理念にあると思う」と述べられている。
 同感である、毎月の雑誌に苦労しながら作った七首詠が載り、、歌会を通して会員同士の歌を鑑賞し、研鑚し合う姿に歌友の明るい生き方があるのだと思う。
 そして代表を中心として歌友同士のきずなを深め、それぞれに優れた生き方をするために歌作りに励むことが、太陽の舟短歌会の永続につながると思う。

 初めてこのプログを開いた方が”太陽の舟短歌会”に関して、参考になれば幸いです。
                                     丸山 孝一郎
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■過去の日記
5/17 「太陽の舟短歌会」 吟行会 
2/09 短歌雑誌「太陽の舟」350号発行記念によせて    一会員より
2/09 短歌雑誌「太陽の舟」350号記念号発行
1/18 会員のひろばからの投稿
1/17 短歌の会「太陽の舟」平成25年新年歌会開催ご案内
11/12 短歌雑誌 「太陽の舟」平成24年11月号 (通巻335号)
7/03 「太陽の舟」 平成24年7月号(通巻331号)
7/03 [
2/12 第381回 「太陽の舟短歌会」定例歌会
11/03 プログのあり方
■カテゴリー
巻頭言
平成22年 役員会議事録
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